ネオンくらげ
ゆきは17歳のウェイトレス、研治は19歳のバーテン。同じ故郷を持つ二人は、同棲している。ある日、喫茶店の客と口論したゆきは、研治の止めるのも振り切って店を飛び出した。この口論を目撃していたカメラマン志望の浩一は、恋人の里枝が経営している暴力バーのキャッチガールに、ゆきをスカウトしようと考える。早速、三人のチンピラにゆきを強姦させ、ぐったりと横たわるゆきを、浩一は親切そうに救け起こした……。再出発の仕事始めに、浩一のヌードモデルになったゆきは、その夜、浩一の腕の中で眠った。浩一は、マンションに住む里枝を週に何度か尋ねていた。不感症気味で、決して燃えあがらない里枝だったが、それでも浩一を愛していた。一方、里枝のバーのキャッチガールを始めたゆきは、金も稼ぐようになり、少しづつ贅沢な生活をするようになっていった。だが、そんなゆきでも、やはり心の寄りどころとし...