ハニーハニーのすてきな冒険又名Honey Honey no Suteki na Bouken
少女誌『りぼん』で1960年代に連載されていた水野英子による同題コミックを原作とした活劇アニメ。制作は国際映画社だが、脚本の辻真先や演出の芹川有吾ら東映動画(現・東映アニメーション)ゆかりの人材が揃えられていた。1907年のオーストリア・ウイーン。王女フローレル姫の誕生パーティに求婚者たちも列席するが、そこには怪盗フェニックスの姿もあった。姫の持つ世界的な宝石《アマゾンのほほえみ》を盗むため、まんまと魚に飲み込ませるフェニックス。だがその魚を猫のリリーが食べてしまった。宝石を持ってくれば結婚するという姫の言葉を信じ、リリーを狙う求婚者たち。フェニックスも宝石をあきらめはしない。こうしてリリーの飼い主である少女ハニーハニーは、愛猫を連れて世界中を逃げ回るはめに。