男の紋章 喧嘩状
深田は、ヤクザの弱味につけこみ、賭博をみのがすかわりに、金をまきあげ私腹をこやす悪徳刑事だ。大島組の組長竜次は、そんな深田の非道な行為に激しい義憤を感じていた。ある日竜次はそんな深田の行為をみかねて、その悪徳行為を署長に暴露した。しかし署長は警察の威厳を守るため**をもみ消した。あやうく処分をのがれた深田は、そんな竜次に激しい憎悪を燃やした。やがて正月が近づき、大島組のナワ張り内では鳶職たちが松の内の用意にとりかかった。そんなとき深田と共謀した、大島組のライバル花岡組が暴れこんできた。さっそく竜次は花岡に会い抗議すると共に事の黒白をつけようと迫った。しかし花岡はこれを巧みにかわし、総会で事の決着をつけることを約した。しかし総会にも深田の圧力がかかり、竜次は敗れた。正月の行事を仕切る一切の権利は花岡の手に渡った。が、これに怒った大息組の乾分は竜次の手を...