黒田征太郎の「アトムの血」又名ATOM’S BLOOD BY SEITARO KURODA
黒田は 9 歳の頃、戦争の傷跡が残る大阪で、手塚治虫の漫画「**島」に出会う。 のちに「闇夜の灯台のように明るく見えた」と振り返るほどに、心に残る出来事だった。 その時に感じた「絵は自由に描いていいんだ」「自由に生きていいんだ」という思いが、黒田の人生を決定づけた。 今から 3 年前、黒田はアトムを題材に絵を描き始める。その数がいつしか 1000 点を超えたころ、アトムが動き出した。 黒田が長年テーマとしてきた「イノチというもの」や「生きること」についての物語が湧き上がってくるようだった。 そして、黒田のアトムに導かれるように、俳優やミュージシャンが結集。 黒田征太郎が、自らの原点・手塚治虫に捧げる「イノチ」の物語である。