夏服の少女たち又名Natsufuku no Shoujotachi
第二次世界大戦末期、広島市に投下された原爆による悲劇を描く、実写ドキュメント映像と組み合わされた特番アニメーション。その年、8月6日を控えたある夏の日。風呂敷包みを抱えた老夫婦が、広島市原爆資料館を訪れる。包みの中には夫婦が長い間、娘の形見として守り続けた、丁寧に畳まれた、高熱でボロボロになった***の夏用の制*が入っていた。そして回想される昭和20年の広島市。国内の戦禍がさらに現実味を増す夏、県立第一高等学校の二年生と三年生は工場動員に、残っ二年生220人は建物疎開作業に従事していた。そしてあの悲劇の日が……。被爆体験者・大野充子の実体験をまとめた記録「夏*の少女たち~広島・昭和20年8月6日」(ポプラ社)が原作。NHKの特番「NHK特集」の中で、遺族の談話を綴るドキュメンタリー映像と、当時の実話をもとにしたアニメパートで放映された。アニメの制作は...