雨の首ふり坂
時代劇専門チャンネルの開局20周年記念作品として、「鬼平犯科帳」などで知られる作家・池波正太郎が自身の小説をベースに戯曲化した股旅もの時代劇を映像化。殺しを請け負いながら諸国を渡り歩く年老いた渡世人・白須賀の源七は、信州追分で若い渡世人・彦太郎と出会い、竹原一家の親分殺しを請け負うが、竹原の親分に傷を負わせたものの仕損じてしまう。なんとか竹原一家の追っ手を振り切った源七たちは、行き倒れていたところを小諸宿のうどん屋主人・茂兵衛と孫娘に助けられる。堅気として平穏な毎日を送る源七だったが、竹原親分の仕返しの命を受けた刺客たちが源七の命を狙っていた。主人公・源七役を、時代劇専門チャンネルの作品に多数出演する中村梅雀が演じた。2017年9月に撮影され、18年2月に急逝した大杉漣も出演。映画「星になった少年」の河毛俊作が監督、大森寿美男が脚本。